塗料雑談8回目は、下地処理についてです。
塗装工程の中で、最も重要と言っても過言ではないのが下地処理です。
これが出来ていないと、せっかく塗装をしても、綺麗に仕上がらなかったり、すぐ剥がれたり、不具合の原因となります。
今回は代表的な下地処理工程をご紹介します。
・洗浄
塗装面をキレイにする作業です。
外壁、屋根等は高圧洗浄機を使いホコリ、汚れ、コケを取り除きます。
・汚れの除去、ケレン、目粗し(足付け)
汚れや付着物、劣化した塗膜や錆び(鉄部)を取り除きます(ケレン)
塗料の密着を良くするために、サンドペーパー等で塗装面に細かい傷を付けます。(目粗し)
・補修、肌合わせ
ひび割れやクラック等、塗装面の欠落をパテやシーリング材で補修します。
塗装面の細かい凹凸の修正をします。
・下塗り
より塗料の密着を良くする為に下塗り剤を塗装します。
以上が代表的な下地処理の工程です。
最初にも書きましたが、この下地処理をちゃんとやっていないと、それ以降の塗装作業が全て無駄になってしまいます。
塗装時に、その塗装面にどのような下地処理が必要なのか、きちんと確認してしっかり処理をしてから塗装をすることが大切です。