塗料雑談第4回目は塗装部位について説明します。
建築塗装をする時、塗装をする場所によって塗料を使い分けます。
今回はその代表的な物をご紹介します。
屋根
毎日紫外線や雨、風などにさらされていて、家の中で最も劣化しやすい箇所です。
塗装の際も、それらに耐えうる塗料を選ぶ必要があります。
塗料例
壁
壁塗装は外壁、屋内壁があります。
外壁は外気にさらされる分、耐候性の高い塗料が選ばれる傾向があります。
塗料例
屋内壁は低臭やシックハウス対策を謳っている水性の塗料を使う傾向が多いようです。
塗料例
床
人が歩いたり、車や自転車が通ったりと何かと衝撃が多い床は
床用の塗料を使う必要があります。
その床の上で何をしたいかによっても塗料は変わってきます。
塗料例
軒天
屋根が外壁より出ているひさしの部分を「軒」といい、その裏側にある軒の天井部分を「軒天」と言います。
一般的な外壁や屋根部分とは異なり、直接雨にさらされるということはないものの、水分がたまりやすい環境にあり、塗料は透湿性のあるものを使う必要があります。
塗料例
戸袋
雨戸を収納する為に設置されています。
木製や鉄製、他にも様々な材質が使われており、その材質により使う塗料も変わってきます。
中には塗装に適さないものもあるので、ちゃんと確認をすることが大切です。
塗料例
ナフタデコール(木部)
破風
屋根の内部や屋根瓦の下に雨風などが入ることを防止するために住宅の屋根の先端部分に取り付けられている部材です。
雨風などの影響を強く受ける場所で、家の塗装の中では屋根や外壁同様に劣化が目立つ部分です。
場合によっては外壁よりも劣化が早いこともあります。
塗料例
以上です。
この他にも沢山の塗装部位が存在します。
大事なのは、その場所の材質は何か、どういう環境であるか、ということです。
そして、どういう塗装をしたいかを考えて、それに準じた塗料を予算と相談して選んでいくというのが良いのではないかと思います。